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【3Dプリンタ構成部品】マイコンボード(Arduino Mega2560)

『メイカーズ』というクリス・アンダーソンが上梓した著作が世界を席巻して、日本では2012年に上陸して3Dプリンタブームを巻き起こしました。

 

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

 

翻訳者が悪かったこともあり、日本国内では表層的なブームで終わり、その意義が十分に伝わらなかったことの一つが、まさに今回ご紹介するマイコンボードであるArduinoなのです。

 

本書を簡単に要約すると、3DプリンタやCNCなどの工作機械が激安化することによって試作費用が激減することです。資本力のない中小企業であっても商品の企画開発から販売まで担うことができるようになるわけです。

 

なぜ工作機械が激安化するかというと、スマホ革命により電子部品が大量生産されて価格が大きく下がったことにより、その主要構成部品の一つであるマイコンボードが激安化しているからなのです。

しかも、3DプリンタもCNCもマイコンボードで運用される駆動ソフトは、オープンソースで誰でも無料で利用・改良できるのです。

そのことで開発費用も大きく下がっています。

 

Arduinoがマイコンボードの世界標準となっていますが、ソフトだけでなく基板自体もオープンソースとなっているため、代替品がとても安い価格で販売されています。

 

代替品の代表例が下記です。3Dプリンタでよく使われるArduino MEGA2560の代替品を紹介します。

Kuman Arduinoに対策 MEGA2560 R3 互換ボード for Arduino Rev3 Mega 2560 Rev3 USBケーブル付属 k16

 

正規品はRSオンラインで購入することをおすすめします。納期や品質保証の面で優位性があります。

 

Arduinoの応用範囲は広く、オープンソースのドローンに搭載されていることが多いです。

また、軽薄短小なものだけでなく、クラシカルな機械を制御することも可能です。

工場における既存の機械をIoT化することが旬のテーマとなっていますが、Arduinoは堅牢性という課題がありますが、通信機能がありますのでその特性があるといえるでしょう。

 

実は、3DプリンタはArduino単体では機能しません。

この上に基板を増設することによって、さまざまな要素と容易に接続することが可能になります。

続きは次回記事にて。

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